“身(ミ)” の例文
夫(ソレ)女人(ニヨニン)ノ身(ミ)ハ、五障(ゴシヤウ)三從(サムシヨウ)トテ、オトコニマサリテカカルフカキツミノアルナリ、コノユヘニ一切(イチサイ)ノ女人(ニヨニン)ヲバ、——馬鹿らしい。
陰火 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)
其と共に現(ウツ)し身にとつては恐しいが、常にある親しみを持たれてゐると期待の出来る此幽(カク)り身(ミ)の人々が、恩寵の来訪をすると思ふ様になつたのである。
また、「キ、ヒ、ミ」も「月(ツキ)」が「月夜(ツクヨ)」となり、「火(ヒ)」が「火中(ホナカ)」となり、「神(カミ)」が「神風(カムカゼ)」となり、「身(ミ)」が「むくろ」(骸)となり、「木(キ)」が「木立(コダチ)」になります。
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
女房(ニョウボウ)ノヘソクリ盗(ヌス)ンデ短銃(タンジュウ)買(カ)ウガ如(ゴト)キトキメキ、一読(イチドク)、ムセビ泣(ナ)イテ、三嘆(サンタン)、ワガ身(ミ)クダラナク汚(キタナ)ク壁(カベ)ニ頭(アタマ)打(ウ)チツケタキ思(オモ)イ、アア、君(キミ)ノ姿(スガタ)ノミ燦然(サンゼン)、日(ヒ)マワリノ花(ハナ)、石坂君(イシザカクン)
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
イ段の仮名にあたる音がウ段にあたる音に(神(カミ)—神(カム)ながら、身(ミ)—身実(ムザネ)、月(ツキ)—月夜(ツクヨ))
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
明りに照し出されるほど、まとまつた現(ウツ)し身(ミ)をも、持たぬ彼(カ)の人であつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
明りに照し出されるほど、纒つた現(ウツ)し身(ミ)をも、持たぬ彼(カ)の人であつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
明りに照し出されるほど、纏(マトマ)つた現(ウツ)し身(ミ)をも、持たぬ彼(カ)の人であつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)