“趺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふ37.5%
あぐら25.0%
あぐ12.5%
だいいし12.5%
てつ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて二人に案内を請ひて墓の所に至るに、墓は尋常の棹石(さをいし)にて、高さ二尺七寸、横一尺、趺(ふ)は二重に候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
彼(かれ)は昼(ひる)には室内(しつない)を窓(まど)から窓(まど)に往来(おうらい)し、或(あるい)はトルコ風(ふう)に寐台(ねだい)に趺(あぐら)を坐(か)いて、山雀(やまがら)のように止(と)め度(ど)もなく囀(さえず)り、小声(こごえ)で歌(うた)い、ヒヒヒと頓興(とんきょう)に笑(わら)い出(だ)したりしているが、夜(よる)に祈祷(きとう)をする時(とき)でも
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ここを以ちてこの二神(ふたはしらのかみ)、出雲の國の伊耶佐(いざさ)の小濱(をはま)五に降り到りて、十掬(とつか)の劒を拔きて浪の穗に逆に刺し立てて六、その劒の前(さき)に趺(あぐ)み坐(ゐ)て、その大國主の神に問ひたまひしく
供養の儀式聲樂を見聞き、磔柱(たくちゆう)の鐵釘(てつてい)、長鎗などありがたき寶物を拜み得しなるべし。廣き十字街は人の頭の波打ちて、車は相倚りて隙間なき列をなせり。傖父(さうふ)少童には石像の趺(だいいし)に攀(よ)ぢ上れるあり。
去年勅諚(ちょくじょう)綸旨(りんし)等の事一趺(てつ)すといえども、尊皇攘夷苟(いやし)くも已(や)むべきに非ざれば、また善術を設け前緒を継紹(けいしょう)せずんばあるべからず。京師学校の論また奇ならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)