“蘇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よみがえ67.1%
よみが11.9%
よみがへ11.0%
そ1.9%
い1.4%
カヘ1.4%
スコットランド1.0%
よ1.0%
よみ1.0%
かえ0.5%
かへ0.5%
とみがへ0.5%
よみかへ0.5%
よみがへる0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
死人の蘇(よみがえ)りの問題や、魂の不死の問題などをすべて取り上げなかったということは、むしろ彼の特徴をなすものと見られねばならぬ。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
自分はその後に続く言葉を言わないでもただ奎吉(けいきち)と言っただけでその時の母の気持を生(い)きいきと蘇(よみが)えらすことができるようになった。
泥濘 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
あまり陽當りのよくない、まだ春が蘇(よみがへ)つたとも思へぬ庭の柔かい土の上に、若い娘の死骸が顏を上向にして無造作に轉がされてあるのです。
要するに、予の半生(はんせい)将死(しょうし)の気力を蘇(そ)し、やや快(こころよ)くその光陰(こういん)を送り、今なお残喘(ざんぜん)を延(の)べ得たるは、真(しん)に先生の賜(たまもの)というべし。
作者は医者のやうなもので、他人(ひと)を蘇(い)かす前に、先づ自分を活(い)かさなければならない事を南北はよく知つてゐる。
まことに畏しいと言ふことを覺えぬ郎女にしては、初めてまざ/″\と、壓へられるやうな畏(コハ)さを知つた。あゝあの歌が、胸に生(イ)き蘇(カヘ)つて來る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
おびていることがみてとれる。威(ウェールズ)の海も蘇(スコットランド)の山も雲がたちまちにとじこめ、汽車は雨をついて英京ロンドンに入った。
西航日録 (新字新仮名) / 井上円了(著)
お滝の思いの外の善良さが判ると、丈太郎の心の中に、関所役人時代の誼(よし)みが蘇(よ)み返(が)えったのでしょう。
大江戸黄金狂 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
蘇(よみ)がえった町人共の忿怒と共に、罵詈と礫の雨が、門の扉を背後(うしろ)にして、町人共を説破しようと言う水野越前の面上へ降り注いだのです。
礫心中 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
まことに畏(おそろ)しいと言うことを覚えぬ郎女にしては、初めてまざまざと、圧(おさ)えられるような畏(こわ)さを知った。あああの歌が、胸に生き蘇(かえ)って来る。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
まことに畏しかつたことを覚えない郎女にしては、初めてまざ/″\と圧へられるやうな畏(こは)さを知つた。あゝあの歌が、胸に生(い)き蘇(かへ)つて来る。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
そしてその「址」が唯だ「址」として埋められては了はずに、いつかそれの再び蘇(とみがへ)つて来ずには置かないやうな気がした。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
一夜(いちや)のなかに蘇(よみかへ)る
全都覚醒賦 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
蠅(はへ)は灰(はひ)より生(しやう)ず、灰は火の燼末(もえたこな)也、しかれば蠅は火の虫也。蠅(はへ)を殺(ころ)して形(かたち)あるもの灰中(はひのなか)におけば蘇(よみがへる)也。又虱(しらみ)は人の熱(ねつ)より生(しやう)ず、熱(ねつ)は火也、火より生たる虫ゆゑに蠅(はへ)も虱(しらみ)も共(とも)に暖(あたゝか)なるをこのむ。