“蘇(そ)” の例文
要するに、予の半生(はんせい)将死(しょうし)の気力を蘇(そ)し、やや快(こころよ)くその光陰(こういん)を送り、今なお残喘(ざんぜん)を延(の)べ得たるは、真(しん)に先生の賜(たまもの)というべし。
万年草(まんねんそう) 御廟の辺(ほとり)に生ず苔(こけ)の類(たぐひ)にして根蔓をなし長く地上に延(ひ)く処々に茎立て高さ一寸許(ばかり)細葉多く簇(むらがり)生(しょう)ず採り来り貯へおき年を経といへども一度水に浸せば忽(たちまち)蒼然(そうぜん)として蘇(そ)す此草漢名を
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
余も基督信徒となりしより芝居も寄席も競馬も弄花(ろうか)もことごとく旧来の玩味を去り、独り事業ちょう念は頻(しきり)に胸中に勃興してほとんど禁ずる能(あた)わざるに至れり、或は蘇(そ)のリビングストンを学び
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
と韋(い)、蘇(そ)の二士を挙げ、其(その)他(た)の模倣者(もほうしゃ)を
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)