“町中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まちなか72.2%
まちじゅう16.7%
まちぢう5.6%
まちちう1.9%
まちぢゆう1.9%
まちゞゆう1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大洪水は別として、排水の装置が実際に適しておるならば、一日や二日の雨の為に、この町中(まちなか)へ水を湛うるような事は無いのである。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
殊(こと)に屋賃をはじめ、将校の階級によって価(あたい)が違うのは不都合である。休暇を貰っても、こんな土地では日の暮らしようがない。町中(まちじゅう)に見る物はない。
鶏 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
殺し金子(きんす)五百兩奪(うば)ひ取其後(のち)猶(なほ)又同所(どうしよ)にて三五郎をも殺害(せつがひ)致し候段重々(ぢう/\)不屆至極(ふとゞきしごく)に付町中(まちぢう)引廻(ひきまは)しの上(うへ)千住小塚原に於て獄門(ごくもん)に行(おこ)なふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其方儀(そのはうぎ)手代(てだい)忠(ちう)八と密通(みつつう)致(いた)し不屆至極(ふとゞきしごく)に付(つき)町中(まちちう)引廻(ひきまは)しの上(うへ)淺草(あさくさ)に於(おい)て獄門(ごくもん)申付(つ)くる
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
したがつて、その附近の町に力士部屋があつたから、場處がはじまると兩國近所は町中(まちぢゆう)が狂氣のやうに興奮してしまつたのだ。
花火と大川端 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
晩(ばん)には毎(いつ)も郵便局長(いうびんきよくちやう)のミハイル、アウエリヤヌヰチが遊(あそ)びに來(く)る。アンドレイ、エヒミチに取(と)つては此(こ)の人間(ひと)計(ばか)りが、町中(まちゞゆう)で一人(ひとり)氣(き)の置(お)けぬ親友(しんいう)なので。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)