“民也”の読み方と例文
読み方割合
たみや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此(こ)の二人(ふたり)は、母(はゝ)の父母(ふぼ)で、同家(ひとついへ)に二階住居(にかいずまひ)で、睦(むつま)じく暮(くら)したが、民也(たみや)のもの心(ごころ)を覺(おぼ)えて後(のち)、母(はゝ)に先(さき)だつて、前後(ぜんご)して亡(な)くなられた……
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
常(つね)さんの、三日(みつか)ばかり學校(がくかう)を休(やす)んだのは然(さ)る事(こと)ながら、民也(たみや)は、それが夢(ゆめ)でなくとも、然(さ)まで可恐(おそろし)いとも可怪(あやし)いとも思(おも)はぬ。
霰ふる (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
この二人(ふたり)の婦人(おんな)は、民也(たみや)のためには宿世(すぐせ)からの縁(えん)と見える。ふとした時、思いも懸けない処へ、夢のように姿を露(あら)わす——
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)