“毒龍”のいろいろな読み方と例文
新字:毒竜
読み方割合
どくりよう50.0%
どくりう25.0%
コカトリス25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
艦中(かんちう)の一同(いちどう)はヒタと鳴(なり)を靜(しづ)めたのである。只(たゞ)見(み)る本艦(ほんかん)を去(さ)る事(こと)三海里(さんかいり)餘(よ)、橄欖島(かんらんたう)と覺(おぼ)しき島(しま)の北方(ほつぽう)に當(あた)つて、毒龍(どくりよう)蟠(わだかま)るが如(ごと)き二個(にこ)の島嶼(たうしよ)がある。其(その)島陰(しまかげ)から忽然(こつぜん)として一點(いつてん)の光(ひかり)がピカリツ。
花(はな)の顏(かほ)に潛(ひそ)む蝮(まむし)の心(こゝろ)! あんな奇麗(きれい)な洞穴(ほらあな)にも毒龍(どくりう)は棲(すま)ふものか? 面(かほ)は天使(てんし)
ロミオが自害(じがい)でもなされたか? これ、唯(あい)と言(い)って見(み)や、その唯(あい)といふ一言(ひとこと)が、只(たゞ)一目(ひとめ)で人(ひと)を殺(ころ)す毒龍(コカトリス)の目(め)にもまして、怖(おそろ)しい憂目(うきめ)を見(み)する。其樣(そのやう)な羽目(はめ)とならば、予(わし)の身(み)は最早(もう)駄目(だめ)ぢゃ。