“此節”の読み方と例文
読み方割合
このせつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間様の方は賄賂が効くさうだが、俺達の方ぢやア迚(とて)も駄目だよ。握飯で騙されるやうな半間(はんま)な犬が此節(このせつ)がら有るものか。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
併(しか)し此節(このせつ)は門並(かどなみ)道具屋(だうぐや)さんが殖(ふえ)まして、斯様(かやう)な品(しな)は誰(だれ)も見向(みむき)もしないやうになりましたから、全然(まるで)値(ね)がないやうなもんでげす、何(ど)うも酷(ひど)く下落(げらく)をしたもんで。
士族の商法 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
其(それ)でもなか/\捗取(はかど)らず、七日(なぬか)も経(た)つたので、後(あと)に残(のこ)つて附添(つきそ)つて居(ゐ)た兄者人(あにじやひと)が丁度(ちやうど)苅入(かりいれ)で、此節(このせつ)は手(て)が八本(ほん)も欲(ほ)しいほど忙(いそが)しい、お天気(てんき)模様(もやう)も雨(あめ)のやう、長雨(ながあめ)にでもなりますと
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)