“柳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やなぎ73.0%
りゅう10.9%
やな8.0%
りう4.4%
ヤナギ2.2%
あなぎ0.7%
楊0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯吉(たゞきち)は、襟許(えりもと)から、手足(てあし)、身體中(からだぢう)、柳(やなぎ)の葉(は)で、さら/\と擽(くすぐ)られたやうに、他愛(たわい)なく、むず/\したので、ぶる/\と肩(かた)を搖(ゆす)つて
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
柳(りゅう)という秀才があって試験に落第しての帰途、舟で洞庭湖まで来たが酒に酔ったのでそのまま舟の上に寝ていた。と、笙(ふえ)の音が聞えて来た。
織成 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
去年、秀吉の柳(やな)ヶ瀬(せ)戦捷(せんしょう)のとき、家康から秀吉への賀の使者として、初花(はつはな)の茶入れをたずさえ、石川数正がえらばれて大坂へ行った。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがてお柳(りう)の手(て)がしなやかに曲(まが)つて、男(をとこ)の手(て)に觸(ふ)れると、胸(むね)のあたりに持(も)つて居(ゐ)た卷煙草(まきたばこ)は、心(こゝろ)するともなく、放(はな)れて、婦人(をんな)に渡(わた)つた。
三尺角拾遺:(木精) (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「杉(スギ)」「萩(ハギ)」「柳(ヤナギ)」「蓬(ヨモギ)」「過ぎ」などの「ぎ」には(乙)類の文字を用いて、その間に区別がある。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
大路(おほぢ)の柳(あなぎ)月(つき)のかげに靡(なび)いて力(ちから)なささうの塗(ぬ)り下駄(げた)のおと、村田(むらた)の二階(かい)も原田(はらだ)の奧(おく)も憂(う)きはお互(たが)ひの世(よ)におもふ事(こと)多(おほ)し。
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
雨暗暮江柳(楊) 雨は暗し暮江の柳(楊)。
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)