“余寒”の読み方と例文
旧字:餘寒
読み方割合
よかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これ余寒(よかん)の暁に雨のみじかくやみたる気運(きうん)の機工(からくり)を得(え)てかゝる奇景(きけい)を見たるなりとて、珍(めづら)しがりてかたられしが、暖地(だんち)にてはめづらしくもあるべけれど
今と違って若春(わかはる)は余寒(よかん)も強く、松の内は夜(よ)に入(い)ると人ッ子一人通りませんから寂(しん)として居りまして、往来はぱったり有りません。日光颪(おろし)がビー/\と吹来る。
時候は立春、暮春(ぼしゅん)、余寒(よかん)、暖(あたたか)、麗(うらら)、長閑(のどか)、日永(ひなが)の類をいふ。人事は初午(はつうま)、二日灸(ふつかきゅう)、涅槃会(ねはんえ)、畑打(はたうち)、雛祭(ひなまつり)、汐干狩(しおひがり)の類をいふ。天文は春雪、雪解、春月、春雨、霞、陽炎(かげろう)の類をいふ。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)