“時鳥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほととぎす84.3%
ほとゝぎす14.2%
ほとヽぎす0.7%
ホトトギス0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時鳥(ほととぎす)啼くや五尺の菖蒲(あやめ)草を一杯に刺繍(ぬいと)った振り袖に夜目にも著(しる)き錦の帯をふっくりと結んだその姿は、気高く美しく﨟(ろう)たけて見える。
紅白縮緬組 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
下町(したまち)の方(はう)は知(し)らない。江戸(えど)のむかしよりして、これを東京(とうきやう)の晝(ひる)の時鳥(ほとゝぎす)ともいひたい、その苗賣(なへうり)の聲(こゑ)は、近頃(ちかごろ)聞(き)くことが少(すくな)くなつた。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
眞面目(まじめ)らしく取(と)りつぐを聞(き)けば、時鳥(ほとヽぎす)と鵙(もず)の前世(ぜんせ)は同卿人(どうきやうじん)にて、沓(くつ)さしと鹽賣(しほうり)なりし、其時(そのとき)に沓(くつ)を買(か)ひて價(だい)をやらざりしかば、夫(そ)れが借金(しやくきん)になりて鵙(もず)は頭(あたま)が上(あ)がらず
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
簾かかげて時鳥(ホトトギス)待つの楽しみもあり、江戸ッ児には何ぼう嬉しいか知れぬものだ。
残されたる江戸 (新字新仮名) / 柴田流星(著)