“往診”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おうしん80.0%
みまひ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私(わたし)は今朝(けさ)急患(きゅうかん)があつて往診(おうしん)に出(で)かけました。ところが往(い)きにも帰(かえ)りにも、老人(ろうじん)の家(うち)の門(もん)が五寸(すん)ほど開(ひら)きかかつていたから、へんなことだと思(おも)つたのです。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
ちょうど、その時分(じぶん)、B医師(ビーいし)は、暗(くら)い路(みち)を考(かんが)えながら下(した)を向(む)いて歩(ある)いてきました。彼(かれ)は、いま往診(おうしん)した、哀(あわ)れな子供(こども)のことについて、さまざまのことを思(おも)っていたのです。
三月の空の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ありましたれど赤子(あかご)に着(き)せる物(もの)がないとか聞(き)きませば平常(つね)の心(こゝろ)に承知(しようち)がならず其(そ)の夜(よ)通(とほ)して針仕事(はりしごと)着(き)るもの二(ふた)つ遣(つか)はしましたと得意顏(とくいがほ)の物語(ものがた)り徳(とく)は陰(かげ)なるこそよけれとか聞(きゝ)しが怪(あや)しのことよと疑(うたが)ふ胸(むね)に相談(さうだん)せばやの心(こゝろ)は消(き)えぬ花子(はなこ)さま/″\の患者(くわんじや)の話(はなし)に昨日(きのふ)往診(みまひ)し同朋町(どうぼうちやう)とやら若(も)しやと聞(き)けばつゆ違(たが)はぬ樣子(やうす)なりそれほどまでには
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)