“寒中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんちゅう57.1%
かんちう28.6%
かんちゆう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのために先方からどんな苦情をうけるかと思うと、彼は気が気でないのだと包み隠さずにいって、この寒中(かんちゅう)に額(ひたい)にびっしょりとかいた汗を手巾(ハンカチ)で拭(ぬぐ)った。
東京要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
……思(おも)ひ出(だ)す事(こと)がある。淺草(あさくさ)田原町(たはらまち)の裏長屋(うらながや)に轉(ころ)がつて居(ゐ)た時(とき)、春寒(はるさむ)い頃(ころ)……足袋(たび)がない。……最(もつと)も寒中(かんちう)もなかつたらしいが、何(ど)うも陽氣(やうき)に向(むか)つて、何分(なにぶん)か色氣(いろけ)づいたと見(み)える。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
尚(なほ)去(さ)らざる時(とき)は全身(ぜんしん)に冷水(れいすゐ)を灌(そゝ)ぎて其(その)痛(いたみ)全(まつた)く去(さ)りし故(ゆゑ)に、其後(そのご)頭痛(づつう)の起(おこ)る毎(ごと)に全身(ぜんしん)冷水灌漑(れいすゐくわんがい)を行(おこな)ひしが、遂(つひ)に習慣(しふくわん)となり、寒中(かんちゆう)にも冷水灌漑(れいすゐくわんがい)に耐(た)ゆるを得(え)たり。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)