“信”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しん72.4%
まこと9.5%
のぶ6.2%
まか2.5%
うけ1.6%
シン1.6%
たよ1.2%
たより1.2%
あて0.8%
う0.8%
し0.4%
しるし0.4%
の0.4%
ノブ0.4%
親0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女の子は、まい日、おかあさんのお墓(はか)のところへいっては、泣(な)いてばかりいました。でも、神さまを信(しん)じて、すなおな心でいました。
六九古郷(ふるさと)に捨てし人の消息(せうそこ)をだにしらで、七〇萱草(わすれぐさ)おひぬる野方(のべ)に長々しき年月を過しけるは、七一信(まこと)なき己(おの)が心なりける物を。
お信(のぶ)は細身ないつもは蒼白い顔で頼りない寂しい風をしていたが、何かの機会には情熱に燃えて美しく頬を染め出す女であった。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)
その花粉かくの如き状態なるにより風の動くに信(まか)せて容易に散乱し、またその柱頭はその花粉を受くるに便せんが為めにここにその体を長くし
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
かゝることばを山にてつかはざれば山神の祟(たゝ)りたまふといふは信(うけ)がたけれど、神の㕝は人慮(じんりよ)をもてかろ/\しく誣(しゆ)べからざる物をや。
それでも、おかくは信一の信(シン)の音(おん)だけは覚えてゐるのかといくらか私が感心しようとすると、次の手紙では槙原英太郎殿と麗々しく認められたり、英兵衛となつたりしてゐるのです。
月あかり (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
それにしても余り信(たよ)りがないし、こんど千住市場(せんじゅいちば)へ荷の契約があって出て来たのを幸い、それを済ませて此処(ここ)を訪ねたのである。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
わが頭を擡(もた)げしを見て、われを鞍に縛(ばく)せし男のいふやう。客人醒め給ひしよ。十二時間の熟睡は好き保養なるべし。こゝなるグレゴリオは羅馬より好き信(たより)をもて來たり。
が男の方は、桐に鳳凰(ほうおう)、とばかりで出処が怪しく、花骨牌(はなふだ)から出たようであるから、遂にどちらも信(あて)にはならぬ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
和女とて一わたりは武芸をも習うたのに、近くは伊賀局(いがのつぼね)なんどを亀鑑(かがみ)となされよ。人の噂(うわさ)にはいろいろの詐偽(いつわり)もまじわるものじゃ。軽々しく信(う)ければ後に悔ゆることもあろうぞ
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
信(し)太郎木原へ、吉田と名のつて乘込んだ天狗は二千兩ほど掻き集めた處へ、水戸領田伏の浪人宿から呼出しあり、吉田は似せ者と分つた。
天狗塚 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
さあ、嘘でない信(しるし)に一献差(ひとつさ)すから、その積で受けてもらはう
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
吾(われ)聞(き)く、君子(くんし)は己(おのれ)を知(し)らざる者(もの)に(五二)詘(くつ)して、己(おのれ)を知(し)る者(もの)に信(の)ぶと。吾(われ)・縲紲(るゐせつ)の中(うち)に在(あ)るに方(あた)り、(五三)彼(かれ)、我(われ)を知(し)らず。(五四)夫子(ふうし)既(すで)に(五五)感寤(かんご)し、我(われ)を贖(あがな)へり、是(こ)れ己(おのれ)を知(し)るなり。
信(ノブ)こ。のったらの※十郎(ジユウラウ)。のらのっち※ぺぇら(ぽいらとも)。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
一、此度の出崎ハ、非常の事件在レ之候ニ付、留守ニ於も相慎可レ申、然レバ信(親)友のものといへども、自然堂まで不レ参よふ、御玄関御番衆まで御通達被レ遣度候事。