“魔界”の読み方と例文
読み方割合
まかい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従類(じうるゐ)眷属(けんぞく)寄(よ)りたかつて、上(あ)げつ下(お)ろしつ為(し)て責(せ)め苛(さいな)む、笞(しもと)の呵責(かしやく)は魔界(まかい)の清涼剤(きつけ)ぢや、静(しづか)に差置(さしお)けば人間(にんげん)は気病(きやみ)で死(し)ぬとな……
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
君かくまで魔界(まかい)の悪業(あくごふ)につながれて、一二六仏土(ぶつど)に億万里を隔て給へば、ふたたびいはじとて、只黙(もく)してむかひ居たりける。
これが節分(せつぶん)の晩(ばん)である。大都會(だいとくわい)の喧騷(けんさう)と雜音(ざつおん)に、その日(ひ)、その日(ひ)の紛(まぎ)るゝものは、いつか、魔界(まかい)の消息(せうそく)を無視(むし)し、鬼神(きじん)の隱約(いんやく)を忘却(ばうきやく)する。……
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)