“二挺”の読み方と例文
読み方割合
にちやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四辻の辺(あたり)に敵の遺棄した品々を拾ひ集めたのが、百目筒(ひやくめづゝ)三挺(さんちやう)車台付(しやだいつき)、木筒(きづゝ)二挺(にちやう)内一挺車台付、小筒(こづゝ)三挺、其外鑓(やり)、旗、太鼓、火薬葛籠(つゞら)、具足櫃(ぐそくびつ)、長持(ながもち)等であつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
希(こひねがは)くは駕籠(かご)を二挺(にちやう)ならべて、かむろに掻餅(かきもち)を燒(や)かせながら、鈴鹿越(すゞかごえ)をしたのであると、納(をさ)まり返(かへ)つたおらんだ西鶴(さいかく)を向(むか)うに𢌞(まは)して、京阪成金(かみがたなりきん)を壓倒(あつたふ)するに足(た)らうと思(おも)ふ。……
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
老爺(ぢゞい)の手(て)にも小刀(こがたな)が動(うご)く、と双(なら)んで二挺(にちやう)、日(ひ)の光(ひかり)に晃々(きら/\)と閃(きらめ)きはじめた……掌(たなそこ)の木(き)の枝(えだ)は、其(そ)の小刀(こがたな)の輝(かゞや)くまゝに、恰(あたか)も鰭(ひれ)を振(ふる)ふと見(み)ゆる、香川雪枝(かがはゆきえ)も、さすがに名(な)を得(え)た青年(わかもの)であつた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)