“㷔々”の読み方と例文
読み方割合
えん/\100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
之(こ)れぞ虎髯大尉(こぜんたいゐ)の大勳功(だいくんこう)! 今(いま)しも死物狂(しにものぐる)ひに、本艦(ほんかん)目掛(めが)けて、突貫(とつくわん)し來(きた)る一船(いつせん)の彈藥庫(だんやくこ)に命中(めいちう)して、船中(せんちう)、船外(せんぐわい)、猛火(まうくわ)㷔々(えん/\)舵(かぢ)は微塵(みじん)に碎(くだ)けて、船(ふね)獨樂(こま)の如(ごと)く廻(まわ)る、海底(かいてい)よりは海底戰鬪艇(かいていせんとうてい)
洞中(どうちう)の秘密造船所(ひみつざうせんじよ)の中(なか)では、海底戰鬪艇(かいていせんとうてい)の方(ほう)でも、私(わたくし)の方(ほう)でも、鎔鐵爐(ようてつろ)、冶金爐等(やきんろとう)から㷔々(えん/\)と吹(ふ)き出(だ)す熱火(ねつくわ)の光(ひかり)は魔神(まじん)の紅舌(した)のごとく、互(たがひ)に打(うち)おろす大鐵槌(だいてつつい)の響(ひゞき)は、寂寞(じやくばく)たる洞窟(どうくつ)を鳴動(めいどう)して
今迄(いまゝで)は少(すこ)しも心付(こゝろづ)かなかつたが、唯(たゞ)見(み)る、我(わが)弦月丸(げんげつまる)の左舷船尾(さげんせんび)の方向(はうかう)二三海里(かいり)距(へだゝ)つた海上(かいじやう)に當(あた)つて、また一度(ど)微(かすか)な砲聲(ほうせい)の響(ひゞき)と共(とも)に、タール桶(おけ)、油樽等(あぶらだるとう)を燃燒(もや)すにやあらん、㷔々(えん/\)たる猛火(まうくわ)海(うみ)を照(てら)して