“桶”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おけ78.3%
をけ17.4%
たご1.1%
つう1.1%
コガ0.5%
とう0.5%
ひ0.5%
タゴ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上窄(うえすぼま)りになった桶(おけ)の井筒(いづつ)、鉄の車(くるま)は少し欠(か)けてよく綱がはずれ、釣瓶(つるべ)は一方しか無いので、釣瓶縄(つるべなわ)の一端を屋根の柱に結(ゆ)わえてある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
桶(をけ)やバケツがたくさんいるのです。取つた魚を生かしておく大きい桶も、いくつかいるわけです。みんな、いろ/\話し合ひました。
ふしぎな池 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
木が腐り、糞尿が洩(も)っていた桶(たご)も早速六十荷新調した。阿部の知り合である関係で、商店会社工場などの相当まとまった金額を貰える新しい得意も殖えた。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
『祖師の言句をなみし経教(きょうぎょう)をなみする破木杓、脱底桶(つう)のともがら』を言葉するどく破せられた道元和尚の法燈(ほうとう)は、今なお永平寺に消えずにいるという。それも俺は見たい。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
桶(コガ)は物集博士大辞林に「をけをいふ。上総(カズサ)。下総(シモフサ)。武蔵(ムサシ)などにて」とあるが、コガは当地方では酒、醤油醸造用の大桶を専ら指して言ふ。かぶてもは被つてもである。アダルはアタル「当る」である。
津軽地方特有の俚諺 (新字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
三輪の萬七は血眼(ちまなこ)でした。小さい路地の内外を鐵桶(とう)の如く堅めて、さて路地の一番奧の家、八五郎の宿へ向つたのです。
竹垣や桶(ひ)の尻干(かわく)くりの花 可吟
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
小便桶(タゴ)の古板、頭の雲脂(フケ)、耳糞、歯屎(ハクソ)、唾液、人糞、小便、月経、陰毛、精液なども薬になると書かれているが、それでもさすが夢は薬になるとは書いてない。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)