“阿關”の読み方と例文
新字:阿関
読み方割合
おせき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
涙(なみだ)は各自(てんで)に分(わけ)て泣(な)かうぞと因果(いんぐわ)を含(ふく)めてこれも目(め)を拭(ぬぐ)ふに、阿關(おせき)はわつと泣(な)いて夫(そ)れでは離縁(りゑん)をといふたも我(わが)まゝで御座(ござ)りました
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いや阿關(おせき)こう言(い)ふと父(ちゝ)が無慈悲(むじひ)で汲取(くみと)つて呉(く)れぬのと思(おも)ふか知(し)らぬが決(けつ)して御前(おまへ)を叱(し)かるではない、身分(みぶん)が釣合(つりあ)はねば思(おも)ふ事(こと)も自然(しぜん)違(ちが)ふて
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
あゝ宜(よ)く私(わたくし)を高坂(かうさか)の録之助(ろくのすけ)と覺(おぼ)えて居(ゐ)て下(くだ)さりました、辱(かたじけ)なう御座(ござ)りますと下(した)を向(む)くに、阿關(おせき)はさめ/″\として誰(だ)れも憂(う)き世(よ)に一人(ひとり)と思(おも)ふて下(くだ)さるな。
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)