“長蟲”の読み方と例文
新字:長虫
読み方割合
ながむし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長蟲(ながむし)は苦悶(くもん)に堪(た)へず蜒轉𢌞(のたうちまは)り、遁(のが)れ出(い)でんと吐(は)き出(いだ)す纖舌(せんぜつ)炎(ほのほ)より紅(あか)く、笊(ざる)の目(め)より突出(つきいだ)す頭(かしら)を握(にぎ)り持(も)ちてぐツと引(ひ)けば、脊骨(せぼね)は頭(かしら)に附(つ)きたるまゝ、外(そと)へ拔出(ぬけい)づるを棄(す)てて、屍(しかばね)傍(かたへ)に堆(うづたか)く
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
講釋師(かうしやくし)の言(い)ふ、槍(やり)のつかひてに呪(のろ)はれたやうだがと、ふと見(み)ると、赤煉蛇(やまかゞし)であらう、たそがれに薄赤(うすあか)い、凡(およ)そ一間(いつけん)、六尺(ろくしやく)に餘(あま)る長蟲(ながむし)が、崖(がけ)に沿(そ)つた納屋(なや)に尾(を)をかくして、鎌首(かまくび)が鷄(とり)に迫(せま)る
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
最(もつと)も饗膳(きやうぜん)なりとて珍重(ちんちよう)するは、長蟲(ながむし)の茹初(ゆでたて)なり。
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)