“遣込”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やりこ50.0%
つかいこ16.7%
つかひこみ16.7%
やりこめ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
照子嬢も声鋭く、「それは売物です。」と遣込(やりこ)むれば、濶歩(おおまた)に引返し、「だから最初(はじめ)に聞いたじゃないか、価値(ねだん)が解(わか)れば払うのさ。」
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
突然京子の旦那は会社の金を遣込(つかいこ)んだ事が露見して検事局へ送られる。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
も遣込(つかひこみ)殘(のこ)り少なに成ける程に心は彌猛(やたけ)に思へども猶(なほ)如何に共爲(せん)術(すべ)なく必竟(ひつきやう)斯る難澁(なんじふ)に及ぶと云も兒の有故身の振方(ふりかた)も成ぬなり此上親子(おやこ)餓死(うゑじに)に成行事の悲(かな)しさよ寧(いつ)そ此子も妻諸共に死んで呉(くれ)なば此樣に今の困苦(こんく)は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
當將軍家の御落胤(らくいん)にて既に大坂城代より江戸表へも上申に相成御左右(ごさう)次第(しだい)江戸へ御下向(ごげかう)の御積(おんつもり)其間に京都御遊覽(いうらん)の爲め上京(じやうきやう)此段町奉行にも心得有べき筈不屆至極(ふとゞきしごく)の使者今一言申さばと威丈高(ゐたけだか)に遣込(やりこめ)其上汝知らずや町奉行所は科(とが)人罪(ざい)人の出入する不淨(ふじやう)の場所なり左樣なる穢(けが)れし場所へ御成を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)