“返答”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へんとう58.3%
へんたふ13.9%
こたえ8.3%
へんじ5.6%
いらへ2.8%
こたへ2.8%
ことば2.8%
へんたう2.8%
へんと2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、その試合(しあい)を取り消(け)すことを申しでたので、龍太郎(りゅうたろう)や忍剣もかたすみで相談(そうだん)のうえ、あらためて、こういう返答(へんとう)をかれにあたえた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
專門上(せんもんじやう)の知識(ちしき)のない小六(ころく)が、精密(せいみつ)な返答(へんたふ)をし得(う)る筈(はず)は無論(むろん)なかつた。彼(かれ)はたゞ安之助(やすのすけ)から聞(き)いた儘(まゝ)を、覺(おぼ)えてゐる限(かぎ)り念(ねん)を入(い)れて説明(せつめい)した。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
何か心当りの事でもないか、その以前に邸内で変死した者でもあるかと吟味したが、何(いず)れも顔を見合せるばかりで返答(こたえ)がない。
お住の霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と老爺(じじい)は泰然たる返答(へんじ)をして、風呂場を見に行った。乃公は錐(きり)で揉(も)んだ穴を見つけられると困るから、直ぐ二階へ上って本を読み始めた。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
昨日(きのふ)は何方(いづかた)に宿(やど)りつる心(こゝろ)とてかはかなく動(うご)き初(そ)めては中々(なか/\)にえも止(と)まらずあやしや迷(まよ)ふぬば玉(たま)の闇(やみ)色(いろ)なき声(こゑ)さへ身(み)にしみて思(おも)ひ出(い)づるに身(み)もふるはれぬ其人(そのひと)恋(こひ)しくなると共(とも)に恥(はづ)かしくつゝましく恐(おそ)ろしくかく云(い)はゞ笑(わら)はれんかく振舞(ふるま)はゞ厭(いと)はれんと仮初(かりそめ)の返答(いらへ)さへはか/″\しくは
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
二度呼んでも返答(こたへ)が無いので、苦笑ひをして歩き出さうとすると
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
吉井の返答(ことば)もてきぱきしていた。
影 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
私は默(もく)して只(たゞ)歩(あゆみ)を運んだ。實際(じつさい)何(なん)と云ツて可いやら、些と返答(へんたう)に苦(くる)しんだからである。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
すぐには返答(へんと)に困(こま)るけど。
私は姉さん思い出す (新字新仮名) / 小川未明(著)