“起(タ)” の例文
其でゐて、我々の思ひもかけぬ道の辻や、岡の高みや、川の曲り角などから、極度に静かな風景や、人の起(タ)ち居(ヰ)を眺めて還る。
『かげろふの日記』解説 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
劉璋(リュウショウ)ノ暗弱ヲ以テシテモ守ルニ足レリ。今、師(イクサ)ヲ挙ゲテ遠征シ転運万里、全功ヲ収メント欲シ、呉起(タ)ツトイエドモソノ規(キ)ヲ定ムルコト能(アタ)ワザラン。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「其秀起(カノホダ)たる浪の穂の上に、八尋殿起(タ)てゝ、手玉(タダマ)もゆらに織(ハタ)紝(オ)る少女(ヲトメ)は、是誰が女子(ムスメ)ぞ。」答へて曰はく、「大山祇ノ神の女等、大(エ)は磐長姫と号(ナノ)り、少(オト)は、木華開耶姫と号(ナノ)る。」……(日本紀一書)
水の女 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「其(カノ)秀起(ホダ)たる浪の穂の上に、八尋殿(やひろどの)起(タ)てゝ、手玉(タダマ)もゆらに織(ハタ)紝(オ)る少女(ヲトメ)は、是(これ)誰(た)が子女(ムスメ)ぞ。」答へて曰はく、「大山祇(おおやまつみ)ノ神の女等、大(エ)は磐長(いわなが)姫と号(ナノ)り、少(オト)は、木華開耶(このはなさくや)姫と号(ナノ)る。」……(日本紀一書)
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)