“豪壯”の読み方と例文
新字:豪壮
読み方割合
がうさう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と語(かた)り終(をは)ると、聽(き)く三人(みたり)は或(あるひ)は驚(おどろ)き或(あるひ)はよろこび。大佐(たいさ)は相變(あひかは)らず鼻髯(びぜん)を捻(ひね)りつゝ。豪壯(がうさう)なる濱島武文(はまじまたけぶみ)は胸(むね)を叩(たゝ)いて
『柳川君(やながはくん)、然(さ)らば之(これ)にてお別(わか)れ申(まう)すが、春枝(はるえ)と日出雄(ひでを)の事(こと)は何分(なにぶん)にも——。』と彼(かれ)は日頃(ひごろ)の豪壯(がうさう)なる性質(せいしつ)には似合(にあ)はぬ迄(まで)、氣遣(きづか)はし氣(げ)に、恰(あだか)も何者(なにもの)か空中(くうちゆう)に力強(ちからつよ)き腕(うで)のありて
春枝夫人(はるえふじん)は私(わたくし)の後方(うしろ)に、愛兒(あいじ)をしかと抱(いだ)きたる儘(まゝ)、默然(もくねん)として言(ことば)もない、けれど流石(さすが)に豪壯(がうさう)なる濱島武文(はまじまたけぶみ)の妻(つま)、帝國軍人松島海軍大佐(ていこくぐんじんまつしまかいぐんたいさ)の妹君(いもとぎみ)程(ほど)あつて、些(ちつと)も取亂(とりみだ)したる姿(すがた)のなきは