“膳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぜん98.4%
つくろ0.7%
かしわで0.3%
かしはで0.3%
ゼン0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう明日(あす)の朝の準備(したく)をしてしまって、膳(ぜん)さきの二合を嘗(な)めるようにして飲んでいた主翁(ていしゅ)は、盃(さかずき)を持ったなりに土間の方へ目をやった。
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
彼(かれ)は鬼怒川(きぬがは)の高瀬船(たかせぶね)の船頭(せんどう)の衣物(きもの)かと思(おも)ふ樣(やう)な能(よ)くも/\繼(つ)ぎだらけな、それも自分(じぶん)の手(て)で膳(つくろ)つて清潔(きれい)に洗(あら)ひ曝(ざら)した仕事衣(しごとぎ)を裾長(すそなが)に着(き)て
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
このうちワカヤマトネコ彦オホビビの命は天下をお治めなさいました。その兄、大彦の命の子タケヌナカハワケの命は阿部の臣等の祖先です。次にヒコイナコジワケの命は膳(かしわで)の臣の祖先です。
この御世に田部(たべ)を定め、また東(あづま)の淡(あは)の水門(みなと)一〇を定め、また膳(かしはで)の大伴部(おほともべ)を定め、また倭(やまと)の屯家(みやけ)一一を定めたまひ、また坂手(さかて)の池一二を作りて、すなはちその堤に竹を植ゑしめたまひき。
膳(ゼン)ノ肴(コウ)ヲ吹キ飛バスガ如キ態(テイ)ヲナス。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)