“湯(ぶ)” の例文
「いえね、お湯(ぶ)は疾っくにすんだのですけど、丁度おもてを金魚屋が通ったものですからぐずぐずしてしまって。どお、父うさん、奇麗でしょう」
神楽坂 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
お湯(ぶ)かけや割りに好きなおかずばかり食べるようなことをはじめるものだから、ご飯の時は、かならずそばでよく気をつけて、ゆっくり噛(か)むこと、おかずをむらなく食べること
女中訓 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
「こんなに貰わなくッていいよ。お湯(ぶ)だけなら。」
寺じまの記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「お初はちょいとお湯(ぶ)へ行ってますんで、直きに戻りますから」
神楽坂 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)