“旅亭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やどや42.9%
りょてい28.6%
はたごや14.3%
りよてい14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
實(じつ)に雲(くも)を掴(つか)むやうな話(はなし)だが、萬(まん)が一もと旅亭(やどや)の主人(しゆじん)を呼(よ)んで聽(き)いて見(み)ると、果然(くわぜん)! 主人(しゆじん)は私(わたくし)の問(とひ)を終(みな)まで言(い)はせず、ポンと禿頭(はげあたま)を叩(たゝ)いて
なるほど、六樹園大人は小伝馬町の名だたる旅亭(りょてい)糠屋(ぬかや)のおん曹子(ぞうし)、生涯衣食に窮せぬ財を擁してこそ、はじめて文学道の何のときいた風な口がきけやす。
仇討たれ戯作 (新字新仮名) / 林不忘(著)
市街(まち)はづれの停車塲(ステーシヨン)から客待(きやくまち)の馬車(ばしや)で、海岸(かいがん)附近(まぢか)の或(ある)旅亭(はたごや)に着(つ)き、部室(へや)も定(さだ)まり軈(やが)て晝餉(ひるげ)もすむと最早(もはや)何(なに)も爲(す)る事(こと)がない、船(ふね)の出港(しゆつこう)までは未(ま)だ十時間(じかん)以上(いじやう)。
櫻木海軍大佐(さくらぎかいぐんたいさ)は元來(ぐわんらい)愛國(あいこく)慷慨(かうがい)の人(ひと)、甞(かつ)て北海(ほくかい)の滊船(きせん)で面會(めんくわい)した時(とき)も、談話(だんわ)爰(こゝ)に及(およ)んだ時(とき)、彼(かれ)はふと衣袋(ポツケツト)の底(そこ)を探(さぐ)つて、昨夜(さくや)旅亭(りよてい)の徒然(つれ/″\)に作(つく)つたのだと言(い)つて、一篇(ぺん)の不思議(ふしぎ)な新體詩(しんたいし)を示(しめ)された。