“恁云”の読み方と例文
読み方割合
かうい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると其處(そこ)で院長(ゐんちやう)は六號室(がうしつ)で有(あ)ると聞(き)き、庭(には)から直(すぐ)に別室(べつしつ)に入(い)り、玄關(げんくわん)の間(ま)に立留(たちとゞま)ると、丁度(ちやうど)恁云(かうい)ふ話聲(はなしごゑ)が聞(きこ)えたので。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
心細(こゝろぼそ)さは申(もを)すまでもなかつたが、卑怯(ひけふ)な様(やう)でも修業(しゆげふ)の積(つ)まぬ身(み)には、恁云(かうい)ふ暗(くら)い処(ところ)の方(はう)が却(かへ)つて観念(くわんねん)に便(たより)が宜(よ)い。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
アンドレイ、エヒミチは恁云(かうい)ふ病院(びやうゐん)の有樣(ありさま)では、熱病患者(ねつびやうくわんじや)、肺病患者(はいびやうくわんじや)には最(もつと)も可(よ)くないと、始終(しゞゆう)思(おも)ひ/\するのであるが、其(そ)れを又(また)奈何(どう)する事(こと)も出來(でき)ぬので有(あ)つた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)