“庄園”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうえん75.0%
しやうゑん25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唐の判官(はんがん)を勤めていた李邈(りばく)という人は、高陵(こうりょう)に庄園(しょうえん)を持っていたが、その庄に寄留する一人の客がこういうことを懺悔(ざんげ)した。
ために、そのころは、上皇のお覚えもめでたく、官職も枢要(すうよう)に就(つ)き、庄園(しょうえん)(知行所)の地も増され、賜(たま)わり物も少なくなかった。——かの女は、それを忘れない。
處(ところ)が或日(あるひ)のこと、やはり學校(がくかう)の歸途(かへり)に庄園(しやうゑん)の壁(かべ)の上(うへ)でラクダルを揄揶(からか)つて居(ゐ)た少年(こども)の中に、何(なん)と思(おも)つたか甚(ひど)く感心(かんしん)して了(しま)ひ自分(じぶん)も是非(ぜひ)怠惰屋(なまけや)にならうと決心(けつしん)した兒(こ)が一人(ひとり)あつた。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
先(ま)づ斯(か)ういふ風(ふう)な處(ところ)からラクダルの怠惰屋(なまけや)は國内(こくない)一般(いつぱん)の評判(ひやうばん)ものとなり、人々(ひと/″\)は何時(いつしか)この漢(をとこ)を仙人(せんにん)の一人(ひとり)にして了(しま)ひ、女は此(この)庄園(しやうゑん)の傍(そば)を通(とほ)る時など被面衣(かつぎ)の下でコソ/\と噂(うはさ)してゆく
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)