“岩面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いはづら66.7%
がんめん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かの逆巻(さかま)く波に分け入りし宮が、息絶えて浮び出でたりし其処(そこ)の景色に、似たりとも酷(はなは)だ似たる岸の布置(たたずまひ)、茂(しげり)の状況(ありさま)、乃至(ないし)は漾(たた)ふる水の文(あや)も、透徹(すきとほ)る底の岩面(いはづら)も、広さの程も、位置も、趣(おもむき)も
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
第(だい)一番(ばん)には大野氏(おほのし)が入(い)る筈(はづ)だからと考(かんが)へながら、猶(なほ)今(いま)一度(ど)窟(いはや)の底部(ていぶ)を照(て)らして見(み)やうとして、龕燈(がんどう)を持直(もちなほ)す途端(とたん)に、余(よ)の足(あし)は入口(いりくち)のくづれたる岩面(いはづら)を踏(ふ)んだので、ツル/\と穴(あな)の中(なか)へ濘(すべ)り落(お)ちた。
それでも、西面南部(せいめんなんぶ)の二箇(こ)の横穴(よこあな)は、大概(たいがい)發掘(はつくつ)を終(をは)り、其岩壁(そのがんぺき)が欠壞(けつくわい)して、奧(おく)で貫通(くわんつう)して居(ゐ)る事(こと)が判明(はんめい)し、又(また)石灰分(せきくわいぶん)が岩面(がんめん)の龜裂(きれつ)の部分(ぶぶん)から漏出(らうしゆつ)して、小鐘乳石(せうしやうにふせき)を垂下(すいか)して居(ゐ)るのを發見(はつけん)した。