“寐覚”の読み方と例文
旧字:寐覺
読み方割合
ねざめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斧(をの)も鑿(のみ)も忘(わす)れたものが、木曾(きそ)、碓氷(うすひ)、寐覚(ねざめ)の床(とこ)も、旅(たび)だか家(うち)だか差別(さべつ)は無(な)い気(き)で、何(なん)の此(こ)の山(やま)や谷(たに)を、神聖(しんせい)な技芸(ぎげい)の天(てん)、芸術(げいじゆつ)の地(ち)と思(おも)はう。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
何升(なんしょう)食ったか自分にもわからぬがとにかくそれがためにその日は六里ばかりしか歩けなかった。寐覚(ねざめ)の里へ来て名物の蕎麦(そば)を勧められたが、蕎麦などを食う腹はなかった。
くだもの (新字新仮名) / 正岡子規(著)
ああして睦(むつまし)う一家族で居つて、私たちも死水を取つて貰ふ意(つもり)であつたものを、僅の行違から音信不通(いんしんふつう)の間(なか)になつて了ふと謂ふは、何ともはや浅ましい次第で、私(わし)も誠に寐覚(ねざめ)が悪からうと謂ふもの
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)