“寐臺”の読み方と例文
新字:寐台
読み方割合
ねだい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼(かれ)は苦(くる)しさに胸(むね)の邊(あたり)を掻(か)き毟(むし)り、病院服(びやうゐんふく)も、シヤツも、ぴり/\と引裂(ひきさ)くので有(あ)つたが、施(やが)て其儘(そのまゝ)氣絶(きぜつ)して寐臺(ねだい)の上(うへ)に倒(たふ)れて了(しま)つた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
が忽(たちま)ち、何(なに)か恐(おそろ)しい事(こと)でも急(きふ)に思(おも)ひ出(だ)したかのやうに、彼(かれ)は頭(かしら)を抱(かゝ)へるなり、院長(ゐんちやう)の方(はう)へくるりと背(せ)を向(む)けて、寐臺(ねだい)の上(うへ)に横(よこ)になつた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
日(ひ)は已(すで)に沒(ぼつ)した。イワン、デミトリチは顏(かほ)を枕(まくら)に埋(うづ)めて寐臺(ねだい)の上(うへ)に横(よこ)になつてゐる。中風患者(ちゆうぶくわんじや)は何(なに)か悲(かな)しさうに靜(しづか)に泣(な)きながら、唇(くちびる)を動(うご)かしてゐる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)