“分別”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふんべつ90.9%
ぶんべつ3.9%
たわい1.3%
はからい1.3%
わきまへ1.3%
フンベツ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ありとあらゆる検察力を発揮(はっき)しないと、烏啼を引捕えることは出来ない。しかし、一体どこから手をつけていいか、分別(ふんべつ)がつかない。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これ等(ら)の件々は逐一(ちくいち)計(かぞ)うるに暇(いとま)あらず。到底(とうてい)上下両等の士族は各(おのおの)その等類の内に些少(さしょう)の分別(ぶんべつ)ありといえども、動かすべからざるものに非ず。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
こちの姫(ひい)さまはな、それは/\憐(しほら)しうて……ほんに、ほんに、まだ幼(ちひさ)うて、分別(たわい)もないことを言(い)うてゞあった時分(じぶん)は……お、あのな、パリス樣(さま)と言(い)うて、お立派(りっぱ)な方(かた)がな
「人生は円の半径だ」といいますが、人生も社会も「割りきれぬ」ところにかえって妙味があるのかも知れません。割りきれぬものを、割りきったように考えるところに、人間の分別(はからい)があるのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
思(おも)ひ入(い)る路(みち)は一ト筋(すぢ)なれと夏引(なつび)きの手引(てび)きの糸(いと)の乱(みだ)れぐるしきは戀(こひ)なるかや優子(ゆうこ)元來(もとより)才(さい)はじけならず柔和(をとな)しけれど悧發(りはつ)にて物(もの)の道理(ことはり)あきらかに分別(わきまへ)ながら闇(く)らきは晴(は)れぬ胸(むね)の雲(くも)にうつ/\として日(ひ)を
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
彼サシテ分別(フンベツ)ニ惑(マド)フ態(サマ)モナク、ソレハ箇様(カヤウ)ニナスガヨロシクコレハ左様ニ仕(ツカマツ)ルガ然ルベシナド、立チ所ニ答ヘ、我等ガ両三日昼夜カカリテ分別ナリ難キ事モ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)