“些(や)” の例文
『私(わたし)——私(わたし)は小(ちひ)さな娘(むすめ)よ』と云(い)つて愛(あい)ちやんは、一日(にち)の中(うち)に何遍(なんべん)も變化(へんくわ)したことを思(おも)ひ出(だ)して、些(や)や顧慮(うしろめた)いやうな氣(き)がしました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
些(や)や誇顏(ほこりがは)に云(い)ひました、何故(なぜ)といふに、自分(じぶん)位(ぐらゐ)の年齡格好(としかつかう)の小娘(こむすめ)で、全(まつた)く其意味(そのいみ)を知(し)つてるのは甚(はなは)だ稀(まれ)だと實際(じつさい)愛(あい)ちやんは然(さ)う思(おも)つてゐましたから。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
鼠(ねずみ)は些(や)や訝(いぶか)しげに愛(あい)ちやんの方(はう)を見(み)て、其(その)小(ちひ)さい片方(かたはう)の眼(め)を瞬(またゝ)くやうに見(み)えましたが、何(なん)とも云(い)ひませんでした。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)