“をご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
驕50.0%
奢50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今(いま)は彼女(かのぢよ)の顏(かほ)に驕(をご)りと得意(とくい)の影(かげ)が消(き)えて、ある不快(ふくわい)な思(おも)ひ出(で)のために苦々(にが/\)しく左(ひだり)の頬(ほゝ)の痙攣(けいれん)を起(おこ)してゐる。彼女(かのぢよ)は起(た)つて行(い)く。
悔 (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
彼女(かのぢよ)はレース糸(いと)の編物(あみもの)の中(なか)に色(いろ)の褪(さ)めた夫(をつと)の寫眞(しやしん)を眺(なが)めた。恰(あたか)もその脣(くちびる)が、感謝(かんしや)と劬(いた)はりの言葉(ことば)によつて開(ひら)かれるのを見(み)まもるやうに、彼女(かのぢよ)の心(こゝろ)は驕(をご)つてゐた。
悔 (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
多勢(おほぜい)の旅人(たびびと)が腰掛(こしか)けて、めづらしさうにお蕎麥(そば)のおかはりをして居(ゐ)ました。伯父(をぢ)さんは父(とう)さん達(たち)にも山(やま)のやうに盛(も)りあげたお蕎麥(そば)を奢(をご)りまして、草臥(くたぶ)れて行(ゆ)つた足(あし)を休(やす)ませて呉(く)れました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)