“いけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イケ
語句割合
池47.7%
不可42.9%
生2.8%
了0.8%
活0.8%
飲0.8%
埋0.6%
下可0.3%
不好0.3%
可0.3%
否0.3%
夥0.3%
大0.3%
宜0.3%
射消0.3%
濼0.3%
行0.3%
飮0.3%
駄目0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはいつも行き馴れた池(いけ)の畔(はた)の待合で、ふいと或る日の夕方、私は人の妻かと見えて丸髷に結(ゆ)つてゐる若い女に出會つた事である。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風、永井壮吉(著)
「あの小説が出(で)てから、サヾーンといふ人が其話を脚本に仕組んだのが別にある。矢張り同(おな)じ名でね。それを一所にしちや不可(いけ)ない」
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
こはいかにとて広(ひろ)く穴にしたるなかをあちこちほりもとめてやう/\首(くび)もいでたり、雪中にありしゆゑ面(おもて)生(いけ)るがごとく也。
失わず「御笑談(ごじょうだん)を為(な)さるな私しが何をしました」目科は肩を聳(そびやか)して「これ/\今と成て仮忘(とぼ)けても了(いけ)ないよ、其方が一昨夜梅五郎老人を殺し其家を出て行く所を ...
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
人形活(いけ)るがごとくに遣い、この太夫に、三味線はこよ女、いずれも古今に名誉の人、二人立揃いてつとめられし世に双絶の見物と、称誉せられしはこれなり。
釘抜藤吉捕物覚書:11 影人形 (新字新仮名) / 林不忘(著)
生来(しやうらい)余り飲(いけ)ぬ口なので、顔は既(もう)ポツポと上気して、心臓の鼓動が足の裏までも響く。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
我はあたかも埋(いけ)られて後なほ死を延べんとおもへる不義の刺客に呼戻されその懺悔をきく僧の如くたちゐたり 四九—五一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ただ、風が騒ぐと下可(いけ)ませんわ。……餌の露が、ぱらぱらこぼれてしまいますから。ああ、釣れました。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「不好(いけ)ません不好ません! ルビー入りなんぞッて、其様(そん)な贅沢な事が阿父様(おとうさま)に願えますか?」
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「先生は不具者(かたは)や乞食に惡口を利(き)いては可(いけ)ないと言つたのに、豐吉は那麽(あんな)事をしたのだから、たとひ豐吉が一番で私が二番でも、私より豐吉の方が惡い人だ。」
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
如何にか成らなければ否(いけ)ない。
無題 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
路頭に迷う人も世間には夥(いけ)えことあるが、仮令(たとい)一遍悪い事をしたって改心する時は直(すぐ)に善人だから、あんた全く私(わし)が罰だった、私(わし)に済まないと心附いたらば助けて上げやしょう
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
二十(はたち)を越した男が母様(かゝさま)に打(ぶ)たれるとは情(なさけ)ねいこんだ、己(おら)ア家(うち)へ来(こ)う、大(いけ)えこと小言云わなければなんねえ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「江藤さん、私は決して其様(そん)なことは真実(ほんと)にしないのよ。しかし皆なが色々(いろん)なことを言っていますから或(もしや)と思ったの。怒っちゃ宜(いけ)ないことよ、」
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
「いまの話を聞いたろうが。君は空行く雁(かり)をさえ射落すほどな弓の達人だ。あの遥かな赤い灯を射消(いけ)せまいか」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
魚(うお)の濼(いけ)に止(とど)まるを為(な)すに忍びんや
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
締直(しめなほ)し支度をして行んとする故彼方(かなた)に居る雲助共は大聲(おほごゑ)揚(あげ)ヤイ/\能(よく)そんな事で行(いけ)る者か何でも乘て貰(もら)へ/\今時生若(なまわか)い者が大金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
生來餘り飮(いけ)ぬ口なので、顏は既(もう)ポツポと上氣して、心臟の鼓動が足の裏までも響く。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「さア、早ようやなけりゃ駄目(いけ)まへんぜ。」
火 (新字新仮名) / 横光利一(著)