“途上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みち33.3%
とじやう13.3%
とじょう13.3%
みちすがら13.3%
みちみち13.3%
とじよう6.7%
みちばた6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この男の語るところによれば、かれはそれを途上(みち)で拾ったが、読むことができないのでこれを家(うち)に持ち帰りその主人に渡したものである。
糸くず (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
霧(きり)の深(ふか)い六月(ぐわつ)の夜(よる)だつた。丁度(ちやうど)N原(はら)へ出張演習(しゆつちやうえんしふ)の途上(とじやう)のことで、長(なが)い四列(れつ)縱隊(じうたい)を作(つく)つた我我(われわれ)のA歩兵(ほへい)聯隊(れんたい)はC街道(かいだう)を北(きた)へ北(きた)へと行進(かうしん)してゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
黄昏(たそがれ)の街の途上(とじょう)で会った時、百合子はチラと責めるように僕を視(み)てこう云ったが、歩きながら、例のように百合子は肩をさし寄せて、香料(こうりょう)の匂(にお)いを運んで来る。
魚の序文 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
それは今から半月程前に私が何気無く旅館(はたご)を出てご料林の方へ行ったことがあったが其途上(みちすがら)のことである。
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
自分は途上(みちみち)「昨日のだ」と聞くたんびに、懲役笠(ちょうえきがさ)で顔を半分隠しながら通り抜けて、シキの入口まで来た。そこで初さんがまた愚弄(ぐろう)したんだから、自分は少しむっとして
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
首卷(くびまき)のはんけち俄(にわ)かに影(かげ)を消(け)して、途上(とじよう)の默禮(もくれい)とも千歳(ざい)の名譽(めいよ)とうれしがられ、娘(むすめ)もつ親(おや)幾人(いくたり)に仇敵(あだがたき)の思(おも)ひをさせて我(わ)が聟(むこ)がねにと夫(そ)れも道理(だうり)なり
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一面には世の中が何時(いつ)も春の花の咲いているような、黄金が途上(みちばた)にもざくざく零(こぼ)れていれば、掘井戸のなかからも湧(わ)いて出るといったような、豪華な放縦(ほうじゅう)な
竹本綾之助 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)