“貢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつ67.0%
みつぎ24.3%
たてまつ1.7%
みつぐ1.7%
こう1.7%
ぐ0.9%
たか0.9%
みつい0.9%
みつき0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「若くて綺麗な娘といふと、無暗に肩を持つが、そんなのが飛んだ細工をしやしないか、——貢(みつ)がなきやならない相手でもあつて——」
「ちくしょうめ。やけにまた降りやがるな。雪は豊年の貢(みつぎ)がきいてあきれらあ。おいらにゃ不作の貢じゃねえか。ね! だんな!」
また百濟の國主(こにきし)照古(せうこ)王五、牡馬(をま)壹疋(ひとつ)、牝馬(めま)壹疋を、阿知吉師(あちきし)六に付けて貢(たてまつ)りき。この阿知吉師は阿直(あち)の史等が祖なり。また大刀と大鏡とを貢りき。
御坊さんは少時(しばらく)無住(むじう)であつたが、翌年(よくとし)の八月道珍和上(わじやう)の一週忌の法事(はふじ)が呉服屋の施主(せしゆ)で催された後(あと)で新しい住職が出来た。是が貢(みつぐ)さんの父である。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
建文帝の事、得る有る無し。而(しか)れども諸番国(しょばんこく)の使者和(か)に随(したが)って朝見し、各々(おのおの)其(その)方物(ほうぶつ)を貢(こう)す。和(か)又三仏斉国(さんぶつせいこく)の酋長(しゅうちょう)を俘(とりこ)として献ず。帝大(おおい)に悦(よろこ)ぶ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
語せ樂みながら酒宴(しゆえん)をなし夜九ツ時(どき)過(すぐ)る頃佐治右衞門忠内の兩人は暇乞(いとまごひ)して歸り家内も寢靜(ねしづ)まりて夜も八ツ時と思しき頃(ころ)勝手(かつて)の方より一人の盜賊(たうぞく)忍(しの)び入り年貢(ぐ)の取集め金五六十兩用箱(ようばこ)に有けるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
朝のテニスを慨(なげか)ひて、 額は貢(たか)し 雪の風。
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
配分(はいぶん)して侠客(をとこ)づくで呑込(のみこん)で居て遣(やつ)たのに金を何で貴殿(おまへ)が貢(みつい)だなどとは不埓(ふとい)云樣(いひやう)だと泣聲(なきごゑ)を出して云ひ募(つの)るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
日浮びて暉(ひかり)を重ね、雲散りて烟(かす)まず。柯(えだ)を連ね穗を并(あ)はす瑞(しるし)、史(ふみひと)は書(しる)すことを絶たず、烽(とぶひ)を列ね、譯(をさ)を重ぬる貢(みつき)、府(みくら)に空しき月無し。名は文命よりも高く、徳は天乙に冠(まさ)れりと謂ひつべし。