“記(か)” の例文
一、桜井から始まつて、その下には怠惰の程度を記入し、家庭の種類、怠惰の原因、年齢、健康等を記(か)きつらねて居た。
この馬(うま)に乘(の)りしが大將(たいしやう)と説明(はな)せば、雀躍(こをどり)して喜(よろこ)び、僕(ぼく)も成長(おほきく)ならば素晴(すば)らしき大將(たいしやう)に成(な)り、賊(ぞく)などは何(なん)でもなく討(う)ち、そして此樣(このやう)に書物(ほん)に記(か)かれる人(ひと)に成(な)りて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
……何でしょう、月日も、堂寺(てら)も記(か)いてなければ、お開帳の広告でもなかろうし、別に、そんなお禁厭が有るッてことも聞きません。変ですね、……そう云っていたんだがね。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それが却って貴いのだ、聖堂の林様はお出入だから殿様にお願い申して、私(わし)が才槌で瑕をつけた因由(いわれ)を記(か)いて戴いて、其の書面を此の仏壇に添えて子孫に譲ろうと思いますから、親方機嫌を
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
社(やしろ)に丹(に)を塗り、番地に数の字を記(か)いた、これが白金(しろかね)の地図でと、おおせで、老人の前でお手に取って展(ひら)いて下され、尋ねます家(うち)を、あれか、これかと、いやこの目の疎(うと)いを思遣(おもいや)って
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おなじ雑誌に、その随筆の、あの人、悪口を記(か)いたじゃありませんか。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
他(ほか)の二三の新聞にも記(か)いてあるですが。このA……が一番悉(くわ)しい。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と記(か)いてある。(尊頭(そんとう))は言(い)ひ得(え)て妙(めう)なり。
人参 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)