“萬里”の読み方と例文
新字:万里
読み方割合
ばんり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何(ど)うしても、ありや萬里(ばんり)の長城(ちやうじやう)の向側(むかふがは)にゐるべき人物(じんぶつ)ですよ。さうしてゴビの沙漠(さばく)の中(なか)で金剛石(ダイヤモンド)でも搜(さが)してゐれば可(い)いんです
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
よしや千里(り)が萬里(ばんり)はなれるとも眞實(まこと)の親子(おやこ)兄弟(けうだい)ならば何時(いつ)歸(かへ)つて何(ど)うといふ樂(たの)しみもあれど、ほんの親切(しんせつ)といふ一筋(すぢ)の糸(いと)にかヽつて居(い)し身(み)なれば
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
昨日(きのふ)は圖(はか)らずも天外(てんぐわい)萬里(ばんり)の地(ち)で我(わが)同胞(どうほう)にめぐり逢(あ)ひ、恰(あだか)も天(てん)のなせるが如(ごと)き奇縁(きえん)にて今(いま)は優美(やさし)き春枝夫人(はるえふじん)、可憐(かれん)なる日出雄少年等(ひでをせうねんら)と同(おな)じ船(ふね)に乘(の)り同(おな)じ故國(ふるさと)に皈(かへ)るとは何(なに)たる幸福(しあはせ)であらう。