“病體”のいろいろな読み方と例文
新字:病体
読み方割合
びやうたい50.0%
びゃうたい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恁(か)うして人々(ひと/″\)は刻々(こく/\)に死(し)の運命(うんめい)に逼(せま)られて行(ゆ)くお品(しな)の病體(びやうたい)を壓迫(あつぱく)した。お品(しな)の發作(ほつさ)が止(や)んだ時(とき)は微(かす)かな其(そ)の呼吸(こきふ)も止(とま)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
醫者(いしや)は一應(おう)見(み)なければ分(わか)らぬといつて五月蠅(うるさ)い勘次(かんじ)に返辭(へんじ)しなかつた。お品(しな)の病體(びやうたい)に手(て)を掛(か)けると醫者(いしや)は有繋(さすが)に首(くび)を傾(かたぶ)けた。それが破傷風(はしやうふう)の徴候(てうこう)であることを知(し)つて恐怖心(きようふしん)を懷(いだ)いた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
重(おも)い羽毛(はね)、白(しろ)い煤(すゝ)、冷(つめた)い火(ひ)、健康(すこやか)な病體(びゃうたい)、醒(さ)めた眠(ねむり)! あゝ、有(あ)りのまゝとは同(おな)じでない物(もの)! 恰(ちょう)ど其樣(そのやう)な切(せつ)ない戀(こひ)を感(かん)じながら、戀(こひ)の誠(まこと)をば感(かん)ぜぬ切(せつ)なさ!……何(なん)で笑(わら)ふンぢゃ?