“無殘”の読み方と例文
新字:無残
読み方割合
むざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
役人共は突退々々(つきのけ/\)富右衞門を引立つゝ問屋場へと連れ來り宿駕籠(しゆくかご)に乘(のせ)て江戸馬喰町四丁目の郡代(ぐんだい)屋敷(やしき)へ引れしは無殘(むざん)なることどもなり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
猛狒(ゴリラ)の類(るい)は此(この)穴(あな)の周圍(しうゐ)に牙(きば)を鳴(なら)し、爪(つめ)を磨(みが)いて居(を)るのだから、一寸(ちよつと)でも鐵檻車(てつおりくるま)の外(そと)へ出(で)たら最後(さいご)、直(たゞ)ちに無殘(むざん)の死(し)を遂(と)げてしまうのだ。
無殘(むざん)にも蛙(かへる)の夫婦(ふうふ)を殺(ころ)して行(い)くものだから、其(その)數(かず)が殆(ほと)んど勘定(かんぢやう)し切(き)れない程(ほど)多(おほ)くなるのださうである。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)