“択”のいろいろな読み方と例文
旧字:擇
読み方割合
えら71.5%
よ13.0%
え11.5%
と2.6%
えり0.4%
より0.4%
エラ0.4%
ト0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この種の催しにどうして「千本桜」のようなものを択(えら)んだのか知らないが、おそらくは菊五郎の出し物として選定されたのであろう。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
母は私に言うには、持って行くにも当らないようなものは、何でも彼にやるがいいから、欲しいものを彼に択(よ)らせることにしよう。
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
択(え)りにも択ってこんな貧乏な人間を友達にして、大小となく相談をかけている印度の太子やそれに随(つ)き従っている周囲の人々の心を考えると
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
原本には「通俗三国志」「三国志演義」その他数種あるが、私はそのいずれの直訳にもよらないで、随時、長所を択(と)って、わたくし流に書いた。
三国志:01 序 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その代り親たちに択(えり)出してもらった時その可否を決断する場合にはよくよく考えてみて、自分に不満足がなかったら承知の返事をしてもよいが不満足のあるのに心を曲げて服従するには及びません。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
何故(なにゆゑ)御前様(おんまへさま)には然(さ)やうの善からぬ業(わざ)を択(より)に択りて、折角の人に優(すぐ)れし御身を塵芥(ちりあくた)の中に御捨(おんす)て被遊候(あそばされさふらふ)や、残念に残念に存上(ぞんじあげ)まゐらせ候。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
お身さまが経験(タメシ)ずみぢやで、其で、郎女の才高(ザエダカ)さと、男択(エラ)びすることが訣りますな——。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おれには、だが、この築土垣を択(ト)ることが出来ぬ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)