“打釈”の読み方と例文
読み方割合
うちと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私(わたし)は去年(きよねん)の冬(ふゆ)妻(つま)を迎(むか)へたばかりで、一体(たい)双方(さうはう)とも内気(うちき)な方(はう)だから、未(ま)だ心(こゝろ)の底(そこ)から打釈(うちと)けると云(い)ふ程(ほど)狎(な)れてはゐない。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
が、紅葉の方ではとかくに疎隔して会えば打釈(うちと)けていても内心は敵意を挟(はさ)んでいた。
彼は出来るだけ打釈(うちと)けた態度で、お島に近づこうとした。畑で桑など摘(つ)んでいると、彼はどんな遠いところで、忙(せわ)しい用事に働いている時でも、彼女を見廻ることを忘れなかった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)