“心配”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんぱい83.8%
しんぺえ7.6%
しんぺい5.5%
しんぱえ0.3%
こころくば0.3%
こころづかい0.3%
こゝろくば0.3%
こゝろづか0.3%
こゝろづかい0.3%
しんはい0.3%
しんぷえ0.3%
すんぺえ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太郎(たろう)は、もしや、おじいさんが、この真夜中(まよなか)に雪道(ゆきみち)を迷(まよ)って、あちらの広野(ひろの)をうろついていなさるのではなかろうかと心配(しんぱい)しました。
大きなかに (新字新仮名) / 小川未明(著)
萬一(まさか)の時(とき)が心配(しんぺえ)だからねえ、後(あと)の者(もの)の厄介(やくけえ)に成(な)りてえつちな皆(みんな)おんなじだんべぢやねえか、ねえこつちのおとつゝあんさうでがせう
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「心配(しんぺい)するな」笑いながら、さっさと足を進めると、なるほど河岸(かし)ッぷちの闇から、チャラリ、チャラリ……と雪踏(せった)を摺(す)る音。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
汝(われ)エはア是まで道楽ウぶって種々(いろ/\)心配(しんぱえ)させたけんど、汝が殿さまの為に苦労したお蔭で、侍分にお取立になれば親を引取って坐布団の上で楽をさせべえと
年末などはことに対の女王が忙しくていっさいの心配(こころくば)りのほかに、女御、宮たちのための春の仕度(したく)に追われて
源氏物語:35 若菜(下) (新字新仮名) / 紫式部(著)
「こは漫(そぞろ)なり鷲郎ぬし、わがために主を棄(すつ)る、その志は感謝(かたじけな)けれど、これ義に似て義にあらず、かへつて不忠の犬とならん。この儀は思ひ止まり給へ」「いやとよ、その心配(こころづかい)は無用なり。 ...
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
私(わたし)もお跡(あと)から參(まゐ)りまするとて日(ひ)のうちには看護(まもり)の隙(ひま)をうかゞひて驅(か)け出(いだ)すこと二度(にど)三度(さんど)もあり、井戸(ゐど)には蓋(ふた)を置(お)き、きれ物(もの)とては鋏(はさみ)一挺(いつちやう)目(め)にかゝらぬやうとの心配(こゝろくば)りも、危(あやふ)きは病(やま)ひのさする業(わざ)かも
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
されど、予は今、世の常の自慮や、心配(こゝろづか)ひを一切打遺(うちす)てて、出来るだけ忠実に、明確に、予が見たる所を語らでは已(や)み難き一つの使命を有するを感ず。
予が見神の実験 (新字旧仮名) / 綱島梁川(著)
おまへも寂しからうにと、私は心配(こゝろづかい)をする
希臘十字 (新字旧仮名) / 高祖保(著)
何(なん)の氣(け)も無(な)い事(こと)だに心配(しんはい)は無用(むよう)、小梅(こうめ)は八木田(やぎた)が年來(としごろ)の持物(もちもの)で、人(ひと)には指(ゆび)をもさゝしはせぬ、ことには彼(あ)の痩(や)せがれ、花(はな)は疾(と)くに散(ち)つて紫蘇葉(しそは)につゝまれようと言(い)ふ物(もの)だに
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
彼(あ)の男が亡くなってしまった日にゃア、誠に困る、身ぐるみ脱(ぬい)だって、碌な荷物も無(ね)えようだから、宿賃の出所(でどこ)があるめえと思って、誠に心配(しんぷえ)だ、とんだ厄介者に泊られて、死なれちゃア困るなア
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「そんでもこんでも、試験を受げて見っと言うのなら仕方がねえげっとも、ほんどき、旅費も何も自分で心配(すんぺえ)しんだでや。俺は、不賛成なごどには金ば出さねえがら……」
緑の芽 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)