“峰(ね)” の例文
高(たか)き峰(ね)に雲(くも)の着(つ)く如(の)す我(われ)さへに君(きみ)に着(つ)きなな高峰(たかね)と思(も)ひて 〔巻十四・三五一四〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
房総半島に上り、翁は再び望多(うまぐさ)の峰(ね)ろの笹葉の露を分け進む身となった。葛飾(かつしか)の真間の磯辺(おすひ)から、武蔵野の小岫(ぐき)がほとり、入間路(いりまじ)の大家が原、埼玉(さきたま)の津、廻って常陸の国に入った。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
我(あ)が面(おも)の忘(わす)れむ時(しだ)は国(くに)溢(はふ)り峰(ね)に立(た)つ雲(くも)を見(み)つつ偲(しぬ)ばせ 〔巻十四・三五一五〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)