“安産”の読み方と例文
読み方割合
あんざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なし夫より國許(くにもと)へ歸れば間もなく兩人(りやうにん)の妻安産(あんざん)なし金屋の方(かた)は女子にて名をお菊(きく)と呼び井筒屋(ゐづつや)の方(かた)は男子にて吉三郎と名付(なづけ)互ひの悦(よろこ)び大方ならず豫(かね)て約束(やくそく)の如く夫婦(ふうふ)にせんと末を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其年九月のはじめ安産(あんざん)してしかも男子なりければ、掌中(てのうち)に珠(たま)を得(え)たる心地(こゝち)にて家内(かない)悦(よろこ)びいさみ、産婦(さんふ)も健(すこやか)に肥立(ひだち)乳汁(ちゝ)も一子に余(あま)るほどなれば小児(せうに)も肥太(こえふと)り可賀名(めでたきな)をつけて千歳(ちとせ)を寿(ことぶき)けり。
その日(ひ)も暮(くれ)れ近(ちか)く旦那(だんな)つりより惠比須(ゑびす)がほして歸(かへ)らるれば、御新造(ごしんぞ)も續(つゞ)いて、安産(あんざん)の喜(よろこ)びに送(おく)りの車夫(もの)にまで愛想(あいそう)よく、今宵(こよひ)を仕舞(しま)へば又(また)見舞(みま)ひまする、明日(あす)は早(はや)くに妹共(いもとゞも)の誰(た)れなりとも
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)