“孝陵”の読み方と例文
読み方割合
こうりょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されども人智は限(かぎり)有り、天意は測り難し、豈(あに)図(はか)らんや、太祖が熟慮遠謀して施為(しい)せるところの者は、即(すなわ)ち是れ孝陵(こうりょう)の土未(いま)だ乾かずして、北平(ほくへい)の塵(ちり)既に起り、矢石(しせき)京城(けいじょう)に雨注(うちゅう)して
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
郡主は燕王の従姉(じゅうし)なり。燕王聴(き)かずして曰く、皇考の分ちたまえる吾(わが)地(ち)も且(かつ)保つ能(あた)わざらんとせり、何ぞ更に地を割(さ)くを望まん、たゞ奸臣(かんしん)を得るの後、孝陵(こうりょう)に謁(えっ)せんと。六月、燕師浦子口(ほしこう)に至る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
入京会葬を止(とど)むるの事、遺詔に出(い)づと云うと雖(いえど)も、諸王、責(せめ)を讒臣(ざんしん)に托(たく)して、而(しこう)して其の奸悪(かんあく)を除(のぞ)かんと云い、香(こう)を孝陵(こうりょう)に進めて、而して吾が誠実を致さんと云うに至っては、蓋(けだ)し辞柄(じへい)無きにあらず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)