“吾心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わがこゝろ50.0%
わがむね50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨日(きのふ)までは經廻(へめぐ)る旅路(たび)の幾(いく)千里(り)、憂(う)き時(とき)も樂(たの)しき時(とき)も語(かた)らふ人(ひと)とては一人(ひとり)もなく、晨(あした)に明星(めうぜう)の清(すゞ)しき光(ひかり)を望(のぞ)み、夕(ゆふべ)に晩照(ゆふやけ)の華美(はなやか)なる景色(けしき)を眺(なが)むるにも只(たゞ)一人(ひとり)、吾(われ)と吾心(わがこゝろ)を慰(なぐさ)むるのみであつたが
エニンを出でゝ三十分ならず、行手の山の上分明(ふんみやう)に白き邑(むら)を見る。あれは何と云ふ邑ぞ。あれこそナザレに候、と案内者が答ふる言葉の下より吾心(わがむね)は雀の如く躍りぬ。あゝあれがナザレか。