“出処”のいろいろな読み方と例文
旧字:出處
読み方割合
でどころ40.0%
しゅっしょ35.0%
でどこ15.0%
しゆつしよ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
社員とともに多少の金を費したるその出処(でどころ)を尋ぬれば、商売に儲けたるに非ず、月給に貰うたるに非ず、いわんや祖先の遺産においてをや。
今この波瀾重畳険危な骨董世界の有様を想見(そうけん)するに足りる談(はなし)をちょっと示そう。但しいずれも自分が仮設(かせつ)したのでない、出処(しゅっしょ)はあるのである。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「こう、憚(はばか)りだが、そんな曰附(いわくつき)の代物は一ツも置いちゃあねえ、出処(でどこ)の確(たしか)なものばッかりだ。」と件(くだん)ののみさしを行火(あんか)の火入へぽんと払(はた)いた。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
処(ところ)で、此(こ)の随筆(ずゐひつ)が出処(しゆつしよ)だとすると、何(なん)のために、奥州(おうしう)を越前(ゑちぜん)へ移(うつ)して、越中(ゑつちう)を備中(びつちう)にかへたらう、ソレ或(ある)ひは越中(ゑつちう)は褌(ふんどし)に響(ひゞ)いて、強力(がうりき)の威厳(ゐげん)を傷(きづつ)けやうかの深慮(しんりよ)に出(で)たのかも計(はか)られぬ。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)